Making the Cutの気になる出演者について(特にナオミ・キャンベル)

前回の続き。

アマゾンプライムのMaking the Cutで司会をつとめるハイディ・クルムがエイジレスな美しさなのには感嘆した。調べたら同い年であった。

でも注意して見ていると、サブリミナル効果を狙って違う映像を一瞬挿入したみたいな感じで、顔がドナテラ・ヴェルサーチになる瞬間がある。それを見て、やっぱり自然にエイジレスなんて無理だなと安心する。(ドナテラ・ヴェルサーチジャンニ・ヴェルサーチの妹で、整形をしすぎで顔が人間離れしてしまった人。)

更にエイジレスなのが審査員をつとめるナオミ・キャンベル。1970年生まれだからもう50である。肌の色が濃いのでシワが目立ちにくいというメリットはあるだろうが、それにしても30くらいにしか見えない。化け物のような美しさである。しかし多分ボトックスをやり過ぎて、その反動で表情がぜんぜんなくなってしまった。

無表情のまま低く太い声でズバズバダメ出しするから怖いのなんの。自分が応援していたデザイナーが去っていくときは涙も見せたが、相変わらず無表情。顔と感情が不一致なところが、よくできたAIロボット的無機質さをもって最新トレンドをキャッチアップしているようにも思えて、どこまでが意図的な演出なのかよめない。さすがナオミって感じ。

更に、イニシアチブをとろうとするハイディを簡単にあしらって常に言いたいことを言うKYさは、過去の荒い気性も思い起こさせる。この2人絶対仲悪いだろうなと勘ぐりたくなる気まずい空気が流れるのが何とも言えない。そんなわけで、メインキャラじゃないのにやけに存在感を発揮するナオミから目が離せない。 当初の舞台パリが東京に移動しても付き合ってくれるし、スケジュールも空いてるんだろうな、この人。これを機に再ブレークを果たしていただきたい。なんならシーズン2の司会になってほしい。でもハイディみたいな喋りは下手そうだから無理かな。

そして候補者の一人である韓国系アメリカ人、ジウォンも整形していると思った。頬のあたりがなんとも言えず不自然なんである。笑うとその部分だけ持ち上がるので、気になってしようがない。目の形も変えているようで、全体的に顔が白人よりになっている。彼女は自分の韓国人としてのルーツをとても大切にしていて、韓国とアメリカをデザインの中で融合させようと頑張っている。その延長で顔はアメリカ風にしてみたのだろうか。

こんな感じで、Making the Cutは本筋とは違うところでも楽しめるので、わりとお薦めである。