ジョギングとフルマラソン

数年前にジョギングを始めた。その時山登りもしていたので、脚力をつけるのが目的だった。そのうち走る距離が10km, 20km...とのびていき、人気のマラソン大会にも抽選で当たったので、フルマラソンにも挑戦した。

4時間半はきれなかったが、4時間40分くらいで走れた。40過ぎで走り始めて一年以内でこの記録ならけっこういけるんじゃないかと調子にのったのがよくなかった。

走り込みすぎて膝を壊したのである。お陰で一発当選した東京マラソンの記録は6時間とか7時間とか惨憺たる記録だった。そしてその次の月に参加した大島ウルトラマラソン(58km)は制限時間ギリギリの8時間45分くらいでゴール。大島ウルトラマラソンは高低差が激しい難コースだったので制限時間内にゴールできたのは何よりだったが、辛すぎてもう走れない。

それ以来もう長距離は走らず、週末にせいぜい5kmとか10km走ってお茶をにごしている。私ってやればできるじゃんということで満足してしまったのもある。

今振り返ってもあの一年はちょっと意味不明だった。仕事が暇すぎたから? なんか自分で成し遂げたかったから? いや、リミッターは頭のなかにあるということ? 謎である。そしてフルマラソンを走ることは多分もうない。